●地域の有効な自然資源である米子川の流水と地形を活用し、
地元企業の技術ポテンシャルを生かし地産地消可能な小水力発電所の設置を計画。
●開発に伴い、最大限地域に貢献できる事業とする。
①「地域の強み」を最大限活用するため、地元企業のものづくり技術、大学の英知、産学の「地域の知」を結集し、国が進める再生可能エネルギー政策に沿った、地域にしか出来ない開発モデルとして地域産業に貢献する。
②本取り組みを通じ、地域の共有資源である河川を利用することにより、河川及びその周辺の環境改善・保全や防災面に対して地域貢献することを目的とする。
③稼動後は、お子様などによる発電施設見学の実施により、地域との繋がりを強めるとともに環境教育に結びつけることとする。
鉱毒水の混入する河川水はPH3.23と強酸性を示し、農業用利水としても魚類の生育環境としても不適な状況にあります。しかし水の持つエネルギーを有効に活用することで、未活用な資源であった河川水が、有効資源として活用可能となります。
発電・売電事業を行うことにより、その事業より創出される収益の一部を還元し、流域及び地域の環境保全に寄与できます。
今回、砂防施設を利用させていただくことにより、道路などの環境が整備され、砂防施設点検のための作業動線が確保でき維持管理が容易となります。
水力発電所施設維持管理の一環として、河川下流域の状況を日々確認することで、自然災害の発見予知を行うことができます。
一般廃棄物処分場跡地の維持管理についても、発電所の日常点検の中で確認することで、形質の異常や災害の発見予知を行うことができます。
今回の事業は、小水力発電事業を目的とした地元企業コンソーシアムにて進めており、米子川第一発電所を契機に、長野県モデルとして小水力発電の普及を行います。